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ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜

完成披露試写会でした。登壇者は松さん浅野さんと監督。途中から太宰ねぶたが登場したw
始まる前ソファーでお菓子つまんでたら目の前を歩く着物姿の美人さんが!なんと松さんでした。続いて和装な浅野さんも通りちょっとキャーとテンションあがった。2人とも初めて生で拝見しましたけど、松さん普段あんまりキレイだなーと思ったことなかったけどちょー至近距離で見るとやっぱりものすごくきれいな方でした。浅野さんは言わずもがなステキ男子でしたけど自分が座ってたからもあるだろうけど思ってたよりは大きく見えました。監督は気付きませんでしたごめんなさいです。
舞台挨拶の司会はフジの笠井アナ。話題はやはり監督賞受賞にまつわる話も多々聞かれてましたけど、おくりびとに続け!アカデミーを!な空気はちょっとうんざりだなーと思いました。あの時の松さんのコメントが、まずは日本の方に見ていただいて…とおっしゃっていて、確かに世界で認めてもらえることのすごさはわかるけどそれが国内で受け入れられなければダメなんだよな、と我に返ったというか、当たり前なんだけど騒ぎすぎちゃいけないことだよなーと思いました。浅野さんも日本人は作り手も見る側も映画が好きな人たちで〜とおっしゃっていました。鳩山内閣発足という日でもあり、締めのコメントに、夫婦を描いた作品だし、鳩山夫妻は映画が好きだし、鳩山夫妻にも何か一言っていきなり言いだしたときはビックリしたけどね!
映画としては、決してハデさはないんだけど、暗すぎることもなく割と楽しく見ることができた映画でした。大谷は自分勝手に生きてるくせにサチに対しては干渉してくる、その身勝手さから、失笑してしまうようなシーンが結構多くて、そのたびに会場から笑いが。大谷の作品を好きだと言ってくれる青年岡田と大谷のシーンも大谷に不格好さにプッと笑ってしまう。そういったシーンが実は結構あって、そういったシーンがあるからこそ暗くならずに済んだし、そのあとの心中からサチとの再会の部分がぐっとくるのかなーあの対比っていうか。大谷は純粋なのかもしれないし、だからこそああやって生きることしかできないのかもしれないけど、正直自分ならさっさと捨てて岡田のとこに行くと思うwでもダメな男にひかれる女性って多いんだよね、なぜか。大谷を愛したサチがラストものすごくかっこよく見えました。強くてきれいで。
豪華キャストだけど基本はサチと大谷がメインなので、実は広末さんも妻夫木くんも堤さんもそう出番は多くないんですよね。キャラクターでいくと辻は全く好きになれないけど岡田はかわいげがあったので好きです。線路のシーンの妻夫木くん好きだなあ。広末さんと松さんの対峙したあのシーンの広末さんの表情が憎たらしくていいんですよ。キィィ!と思うんだけどあの人透明感のある役もいいけど憎らしい愛人って役はちょー似合ってると思う。