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読了112

謙信の軍配者

謙信の軍配者

軍配者シリーズ最後は冬之助。宇佐美と名をかえ、越後の長尾景虎に仕えて武田と川中島での戦いを繰り広げるんだけど、正直宇佐美いるんかいな?というくらい宇佐美の軍配者としての出番が少ない気がするなあ。景虎自身が戦略を考えてることもあるからしょうがないんだけど。あと「信玄の軍配者」の時は武田家メインだったけどこの話は半分くらい四郎左目線(=武田)目線になるから余計に冬之助の出番が少なく感じるのかもだけど。
ここで描かれる景虎って今までの自分の謙信像とはかけ離れていて、正直アホかなコイツwと思うシーンも多いんだけど、それでも魅力的にうつる。対する信玄は慎重にやってるんだろうけど、全く魅力を感じない。信玄の謙信に対する妬みというかそういう気持ちが描かれてるシーンがあるけど、わたしの印象ってそのままこの信玄のムカつくポイントにピッタリとあうんだよね。
歴史大好きだけど川中島の詳細とか知らなかったからこれ読んでなるほどね〜と思うことも多かった。このシリーズ読んでると歴史好きな人増えると思う。それぐらい読みやすいし時代的なものも把握しやすい。