- 作者: 秦建日子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2011/09/07
- メディア: 単行本
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一連の事件が過去のある事件の関係者だったことで犯人は特定できるけれど、ラストがまたこの展開になるとは。この事件が解決したらみおとの生活を優先させると思ったところでこの展開ってなんというか、またこの母子が佐藤家や世間からなんだかんだ言われるのが目に見えてる方向へと進んでしまって残念だなあ。雪平さんはもう刑事ではないんだけど捜査っぷりは今まで通り。刑事じゃない警察官が捜査会議に出て捜査してるとか問題だと思うんだけれども。犯人についても突っ込みどころ満載だけどこのシリーズは映像を文章で見てるような感じだから割となんでもアリだよなあ。何が起こってもどんな展開でも問題ないというか。あとそろそろ雪平さんは安藤の気持ちに気付いてください。不憫すぎる…。
諸々今起こってる事とかが盛り込まれてるんだけど、ラスト地震が起きてその後どうなるんだろうか。みおとの人生とか今後の事とか事件の後処理とか色々描かれずにプツリと途切れてしまってその後がもやもやする。あと雪平さんがこのままだと続編はもうないのかな、という感じですかね。