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読了92

私が彼を殺した (講談社文庫)

私が彼を殺した (講談社文庫)

どちらかが彼女を殺した」と同様わたしの頭じゃ推理しきれませんでした><
ああそっかなるほどね、といろんな解釈を見て一応スッキリ。
客観的に見ると全く魅力を感じないけどモテモテのバツイチ男性と、彼を愛した3人の女性と、その彼を愛した女性を愛した男性2人が繰り広げる人間関係や愛憎劇。推理辺りの美和子がどうしてそこまで彼に固執していたのかはわからないけど思われた通り彼を愛した普通の恋愛、といったところなのかな。東野さんの作品は性的な意味で男性が書いた作品だなあと思うけど今回改めて感じた作品でもありました。
それぞれに動機があって犯行を行えるものを持っていて、だけどチャンスがないようで…。時間をおいてもう一度再読したい。メフィスト(だっけ?)掲載時とノベルス・文庫版では犯人が違うみたいだけどどこがどう違ってきているんだろう。無理だけど読み比べてみたい。