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ふたりの距離の概算

ふたりの距離の概算

古典部第5弾。2年生になった古典部の4人。新入部員が入りこれから…という時に新入部員に退部されてしまう。そのことについてマラソン大会中に奉太郎が推理していくんだけど、奉太郎がマラソン大会中に考えたりしている部分と過去を振り返った回想の部分とで構成されていて、基本は奉太郎以外はそんなに登場しない、かなあ。
タイトルの「ふたりの距離」が色々な意味にとれる内容なんだけど、奉太郎青春してんなーって感じ。ニヤニヤしながら読んでしまう。奉太郎の推理した内容はあんまりスカッとする内容じゃなくて円満な終わりじゃないから読後感がもや〜っとした感じではあるんだけど、いやなモヤっと感ではないのが米澤だんだなあ。