- 作者: 海堂尊
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2012/07/06
- メディア: 単行本
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碧翠院との因縁も生き残りである彼女がはっきりと死亡したと確認できなかったわけで、これも決定打がないのだけれど、今回の作品の一連の流れを考えると警察がこんなことやってたらおそろしくてたまらんよなあと思ったわけです。そもそも西園寺さんの氏素性もろくすっぽ調べもせずIDカード渡してる時点で終わってるなと思うし、それより先に心理的なトコ突かれたのわかるけど、入札させる時に業者の事とか色々しっかり調べてこれ危険ってわかりそうなのになwとか思ってしまったり、読み手は何かあること前提に読んでるからこそそう思えるのであって、実際登場人物がそうやって危機回避してしまうと物語は進まないのだけれど、色々と防御甘いなーと思うことが多くてちょっとだけイラっとしてしまった。
今回のラストでコールドスリープの話に繋がるのだな、と思うと、色々関係性というか相関図とかちゃんと整理してみたいなと思った。