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読了

となりの怪物くん(10) (KC デザート)

となりの怪物くん(10) (KC デザート)

既刊本読了。雫と春はうまくいったな、と思ったらまたすれ違って。片方が間違ったことを謝ろうとすると、もう片方が全く違う行動に出てしまいすれ違ってしまう。この繰り返しが大なり小なり起こっている二人だけれど、今回は全面的に春を応援してあげたいなと思うですよ。春と雫のみならず対人関係で他人を完璧に理解できることはないと思うので、春にはわからないと切り捨てるような言葉はいかんです。そりゃ春くんもじゃあお前はわかるのか、と言いたくなるよなあ、雫は恋愛云々よりもまず他人との関わり方から勉強しなくては。母親のように働くかっこいい女性になりたいと言って勉強勉強と今までの人生を費やしてきたんだろうけれど、そんなことじゃ社会に出てやってけないのだよって誰か教えてあげて…!!春が学校にこなくてそれで…?ってところで終わってるので早く続きが読みたいゼ。
で、途中までみっちゃんさんを絶賛オシてたわけだけれど、この9巻10巻で優山さん熱急上昇。こじれまくった兄弟愛の末に今の優山さんが形成されているのだろうけど、この人客観的に見たら極度のブラコンなんでしょ。結局のところ。可愛さ余ってじゃないけど、かわいいし大好きだったけれど、でも手に入れられないものを全て持っている春が憎くて、でもかわいくて、でも憎くて、エンドレス、という人なのでしょうかね。雪男みたいなヤツだな。というわけで好物です。この二人は、あの時春が優山が笑ってるそこが春の居場所なんだよって言ってれば何かが変わったのか?とか考えてしまいちょっと切ない。