sui

読了112

残穢

残穢

「鬼談百景」の中の何編かととリンクしている。実話なのか創作なのか判断しづらい作品で、創作なんだろうけれどどこからどこまでがそうなのか判断しづらい、いくらか実話が混ざっているのではと思わせる。
これはこわい。本当にこわかった。寝る前に布団の中で本を読むのが好きなわたしだけど、これはそうやって読むのがなんとなく憚られた。知らず知らずのうちに穢れに触れているかもしれないことや、聞くだけで障るということや、心理的にじわじわくる。