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県庁おもてなし課

県庁おもてなし課

さすが有川さん、土佐弁ばっちり。って当たり前か。
県庁内の部署「おもてなし課」。観光産業で高知をもっともっと発展させるべく観光特使制度を設け高知出身著名人に名刺をばらまいてもらおう大作戦で出会った作家・吉門。吉門の情報で出会った清遠。彼らとともに観光産業をどうにかできないか…ともがいているうちに成長している掛水やおもてなし課の面々。有川さん作品では必須の恋愛要素もしっかり含まれてて、掛水と多紀ちゃん、吉門と佐和さん、この二人の恋愛も甘くて時に複雑に絡まりあってて、すごくおもしろかった。
田舎ならではの不便さを逆手にとって観光地として頑張っている馬路村のエピソードは、行ったことないけど納得。馬路村のゆずジュースうちに普通にあるもん。有川さんは作品中の吉門ポジというか、この作品を通して高知について少しでも世にアピールできたのだろうな。現に知らなかったことがたくさんあった。