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読了72

ちょちょら

ちょちょら

多々良木藩の新米江戸留守居役・新之介が藩の存続をかけて、組合の留守居役たちと奔走する話。優秀な兄の千太郎が自害しその兄と同じお役目を申し付かった新之介が、古参の江戸留守居役たちと動いていくうちに揉まれ成長し、彼なりのやり方でピンチを切り抜け、その結果いい方向に転がっていくんだけど、頼りないようでなんとかしてしまう新之介。自分が全く知らなかった江戸留守居役の話ですごく興味深かった。今回もおもしろくて畠中さんだなあと思う作品。