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六条御息所 源氏がたり 二、華の章

六条御息所 源氏がたり 二、華の章

花散里から玉鬘まで。女好きな源氏の態度に心を痛める女性たち。女性をわかっているようでいないような源氏。そんな中で秋好中宮や朝顔の姫君の玉鬘のようなタイプの女性が登場して源氏も女を全ていいようにできるわけではなくなってきているんだけど、それでもそういった好き心が他の女たちや、言い寄られる女たちを苦しめるわけです。ホントに勝手な男だわあ。花散里とかいいように使われすぎているし、金品で心をつくしたところで愛がないのにうわべだけの言葉を駆使するあの行動力には辟易するんだけど、でもみんなはハッと息をのむほど美しいわけでしょ。そんな人見たことないけど、とにかくこの男の下半身のだらしなさがいかに女性を苦しめたかってことがこれを読むと思われるわけですw六条御息所は俯瞰してる立場で彼女の視点からお話は進むんだけど、彼女は自分を良く言いすぎwwwww