sui

読了38

赤い指 (講談社文庫)

赤い指 (講談社文庫)

最後まで読むとタイトルの意味がはっきりするんだけど、事件解決へのキーでもありました。
加賀さんは少しの手掛かりの中から彼ならではの推理力というか勘がのするどさというか、そういう持ち前の特性で前原家へとたどり着いたけど、決して逮捕すればそれでいいというわけではなく、前原昭夫の心情を動かすようなことができる方向へと導いていく、あの辺りが今回はよかった。直巳については、こういう子いるよねーと思うけど、なんというか、親が悪いのか何が悪いのか…自分だったら直巳は本当に無理。
加賀さんとお父さんについてもラストでちゃんと納得いくカタチで終わってホッとした。それまで険悪な雰囲気感じなかったから何か起こったのか?とすごい気になってたから何故かがわかってよかった。しかし加賀さんもお父さんも頑固というか。