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読了159

木暮荘物語

木暮荘物語

小暮荘に住む人たちと、その周りの人の日常を描いた連作短編集。もちろんしをんさんの作品なので登場人物はひと癖もふた癖もあるような人たち。どの話もよかったけど光子がいいキャラだな。穴では神崎がメインで光子をのぞいていて、そこで見ていた光子の図と、ピースで描かれた光子の物語で、光子がすごくよかった。虹子さんと並木の話も好きだし。全体的に本当によかった。小暮荘のオーナーである小暮さんの話はちょっとおかしくて笑ってしまった。友人が死ぬ前に話たことによりセックスしたい!と思い立って、でもそれを話す相手もおらずもんもんとしてる様というか、伊藤さん巻き込んでみたり、デリヘル呼んでみたり、小暮荘に住むことにした理由までもがそこに繋がってるとか、じいさんおもしろすぎる。