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ボックス!

原作の内容を結構削ってるからだろうけど、原作よりも映画の方がユウキはカブちゃんの引き立て役感が強かった。原作はカブちゃんもユウキも正直好きになれなかったけど、映画だとカブちゃんの方が好きだなあ。2人の対決前日ユウちゃんと先生のシーンは、原作だと納得できる流れだけどなぜいきなりここで鏑矢には負けない的な闘志をむき出しにしたんだろうと思ったし、ほかにもいきなり感が拭えないシーンがあったなあ。2時間に詰め込むからしょうがないんだけど。
映画のカブちゃんはものすごく繊細なカブちゃんで、対決後〜その翌朝シーンや2年国対予選決勝前夜とかは泣けてきた。高良くんのユウキは悪くはなかったけど、個人的には栄養ドリンクが似合うと思うなあ。映画の稲村はイヤなヤツにしか見えなかったけど、原作読むと稲村かなあって感じ。どう映画化されるのかと思って心配だったけど面白かったなーそれなりに楽しめる。
才能の有無の話で先生が語るあの台詞はいつ聞いてもとある2人を思い出して胸が痛くなる。才能がある人ほど手放せる、努力して手に入れたら努力してきた期間があるからそこに執着して手放せないけど、才能がある人は努力しなくても手に入れられるから軽く手放せる、的なあの話。本当に胸が痛くなる。