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読了031

さよならドビュッシー

さよならドビュッシー

火事で祖父といとこが亡くなり自分も大やけど負ってしまった遥。やけど治療後の自分の体が自分の体じゃないような、そんな彼女の苦しんでる様を読んでるとこっちが痛くなるようなつらい部分もあって正直途中で読むの挫折しそうになった。火事やその後遥やその周りの人を襲う出来事が事件性があるのかないのか…そういった意味では犯人誰なの?とミステリーなんだけど、そこに音楽の要素が加わっていて、岬みたいな人に出会ってみたいなーと思った。タイトルの意味はラストまで読むとわかる。残念というか悲しいことが起こってしまったけど、希望のあるラストでよかった。