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食堂かたつむり

完成披露試写会でした。エルメスも登壇者と一緒に登場。エルメスは本当にかわいかったです!食にまつわる映画ってことで、登壇者のみなさんに話を聞いてる中でトムさんのお話にはジーンとさせられました。お母様と2人暮らしでご飯を食べていたのにお母様が亡くなって1人で食べる食事はエサだ!と思っていて、ご結婚されて2人なり、その味は食べたことがあったけど、子どもが1人目が生まれて、2人目が生まれて、4人家族になって食べたご飯が一番おいしい、と。何を食べてもおいしい、と。映画を見る前からじんわりと暖かい気持ちになるようなお話でした。余さんは焼肉を食べると元気がでるそうです。
志田ちゃんたちが食べたジュテームスープは25日からスープストックにて販売されるらしい。食べてみたいかも。



派手さはないけどじんわりと楽しめてじんわりと泣ける映画でした。映像の色の感じというか、そういったものがちょっと嫌われ松子に近いイメージかなあ。
淡々と進んでいくので正直単調な感じもするけれど、おいしそうな料理とそれを食べる人たちが幸せになるという、おいしそうなシーンがたっぷりで見てるとお腹がすきます。原作でも号泣したエルメスを食べるシーンは映画でも号泣でした。ただ、映像化しづらそうなシーン(倫子が血の一滴まで無駄にしないと血のソーセージを作ったりしてた部分)は全くなくて、エルメスを食べると言われて、エルメスを見送り、次はお肉になったシーンで、一番泣けてきた、血の一滴まで、目玉まで、というあの部分はありませんでした。あったら多分泣きすぎて帰れなかったかもしれないのでなくて正直ほっとした。エルメスを心をこめて料理しているシーンはとても感動的だったし、みんながエルメスを食べるシーンも、オカンと倫子がエルメスに乗って飛んでるシーンも全てが号泣。生きることは食べること。日々おいしいご飯を食べてることを当たり前と思わず、感謝して生きるという忘れがちなことを思い出すいい機会かなと思える映画です。オカンのガンが発見されてから親子は少しずつ近い距離になってきて、オカンが朝ごはんを食べるシーンも印象に残ります。ラストはやっぱりいいなあと思いました。食べることは生きることだなあ。