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妖怪アパートの幽雅な日常7 (講談社文庫)

妖怪アパートの幽雅な日常7 (講談社文庫)

高校2年から3年へ。秋音ちゃんがアパートを出る、学校でも新しく部長となる、など夕士のまわりにも変化が。まり子さんの話や千晶先生の昔の生徒の話、思春期の対人関係やら家庭環境からくるちょっとしたズレで人生がガラッと変わってしまう、すごく大事な一瞬の話が描かれていて、これはその時期を今過ごしている人や、そういう時期の子どもがいらっしゃる方が読めば、ちょっとだけ考え方がかわってくるのかもなあと思うエピソードでした。ラストで夕士が大学へ行きたいと考えだしたことがすごく嬉しかった。