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真夜中の探偵 (特別書き下ろし)

真夜中の探偵 (特別書き下ろし)

闇の喇叭の続編。父親は捕まって大阪の叔父の近くに一人暮らしをして、高校はやめ、バイトをしながらひっそりと探偵を目指している純。隣に暮らす三瀬と知り合いになって、父や母に探偵の仲介をしていた押井と出会い、とある事件の推理をするんだけど、それが即探偵として仕事を斡旋してもらえることには繋がらない。チラリと垣間見える年相応なところはいいとして、周りの気持ちとは裏腹に探偵になろうと色々頑ななソラにはあまり共感はできないような感じ。それより物語の前後に出てきたお母さんの事がモヤモヤしていて、これまた続きが出るんだろうけど、どこまで行けばソラはお母さんにたどり着けるんだろう。三瀬と今後どう関わっていくのかも気になる。