- 作者: 辻村深月
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/08/24
- メディア: 単行本
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由貴美が登場した時から不穏な空気感だったけどこのテの恋愛が絡む話は好きじゃないんだよなー残念ながら。衝撃の事実発覚と思ったら直後に違いましたっていうのも、色々調べたわりに杜撰だなという印象。でもそういうタブーなカタチの恋愛モノ本当に苦手だからよかった…。
、目に見えるものだけ信じてたら潔白だと思ってた父親にも叩けばいくらでもほこりが出てくるこの権力社会。古い体質のムラっていうものはどうしても閉鎖的で後ろ暗いものがあるイメージだけどこうも出てくるものかとあきれるよね。父もそうだけど、母も大概だよな。権力にしがみつく村全体も。こういった狭い社会の方が権力がモノをいって格差が生まれるものなのかねぇ、近くて目に見えやすい分だけ。
読後感が悪いというか、ザワサワッとするラスト。この後広海はどう動くのか。村はどうなるのか…。