読了133

世界でいちばん長い写真

洋輔がいなくなってウジウジとしてる宏伸。そんな宏伸が出会った360度回転するパノラマカメラ。最後は13回転するカメラで世界一長い写真を撮影するんだけど、そんなカメラを通して宏伸が色々と見つけていく青春小説。
最初はウジウジして苦手なタイプだなーと思ってた宏伸だけど成長してすこしはかっこよくなってきた、気がする。13回転する中でそれぞれが部活単位なり帰宅部の友人同士の小さい単位なり、13回変化をつけて長い写真に13コマ残せるからってアイデア考えてワクワクしながら用意してたんだろうなと思うと物語には出てこない裏側までが楽しそうで、読んでるこっちまでワクワクした。
誉田さんの作品はグロいのが出てこないこういう話の方が好きかも。