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ひふみよ 小沢健二 コンサートツアー 二零一零年 五月六月@6.10(NHKホール)

彼が一世を風靡したのはわたしが地元で暮らしてる頃。いつかライブ見たいなーなんて思ってたところでいつのまにやら何してるの状態になってもう一生見れないかと思っていたらなんとツアーやります、と。絶対行くし!!!と思ってたらチケット取れたよー行ってきたよー。
ビデオが主流の時代に田舎のこどもはお金もなく姉の友達が持ってるビデオを借りて何度も何度も繰り返し見た*1記憶がバババッとよみがえってきた。小沢くんを好きになったのは確か15年前のことだと…。いつか小沢くんを観に行くんだ!と思ってたらいつのまにかパッタリサッパリになっていて、「いつか見たい人」と考えることすらできなくなって、そしたら「えっ、ライブやるの?やるんだ?」という展開に。
OPは真っ暗な中ではじまって、流星ビバップの途中で詩の朗読があるんだけど、ああこの状況に似てるなと思ってたらそんな意味のことを言ってて、ずっと暗いままで、ぼくらが旅に出る理由のサビでバーンと会場が明るくなり小沢くんをこの目で見た瞬間に鳥肌がたった。新曲があったし、途中で詩の朗読があるんだけど、この詩がまた、ああこれが言いたいことなのかなーと思うような内容ばかり。小沢くんらしいというか、まあそういう内容の詩なのですよ。詩の朗読の時には同じ曲が流れてるんだけど、朗読に入る前のメンバーの振りがかわいい。お客さんもどうぞとなるけどなんか宗教的!wで、詩の朗読になると振りがとまる。みんながお待ちかねのこの曲は、と言われたのはラブリー。そうかやっぱりそうなのか。途中で歌詞を練習してこれはあと1時間後にやりますってww
個人的には天気読みがめちゃくちゃかっこよかった。ライトも含めディスコな感じでもうもうかっこよすぎた。あと強い気持ち・強い愛はなんだか感極まって泣いてしまった。「溢れる光 公園通り」のところで小沢くんが足元を指さして、ああここに来るまでに公園通り通って来たなーと思うとそれだけでジーンとした。「今夜はブギーバック」はまさかのスチャ登場。123を待たずに〜をスチャと会場で大声で歌うなんて、贅沢すぎる!あの瞬間だけは目が4つほしいと思った、マジで。小沢くんにはゴメンだけどスチャの三人も見たいのよ!的な気分で目移りするけどでも騒ぎたいし!とあの時間まで巻き戻したいくらい。最後はラブリー歌って、流星ビバップを歌いながらファンに歌わせながら去るというカタチで本編終了。本編後のファンのもっと見たいまだまだ見たい!という熱気はすごくて、アンコールはいちょう並木のセレナーデと愛し愛されて生きるのさ。終了後はメンバーが出てきて挨拶だったんだけど、ここでもスチャ登場。BOSEが夢のようなライブって言ってて、ライブやろうと思うって聞いた時に、やるんだ?と思ったみなさんと一緒ですよ、と言っていたけど、BOSEの言うこと全てがその日のファンの気持ちを代弁していた。小沢くんもスチャ(特にBOSE)との仲良しエピソードをしみじみと語って、スカパラNARGOさんがトーク。その後スカパラのツアー予定を小沢くんが熱弁し、真城さんと木暮さんの話になるとヒックスヴィルのライブの宣伝を小沢くんがし、ほかのメンバーの今後の予定も全て小沢くんが説明するという、なんとも不思議な感じ。小沢くんはこのメンバーでライブできて楽しい移動も楽しいと心から楽しんでいました。ファンに向けては、みんな歌もうまいしと言ってたけど、小沢くんほとんどの曲でファンに歌って歌ってーとやるんだけど、ファンの声が大きくてNHKホール中に響き渡るくらいで、やってる方も楽しかっただろうな。招待席にもお友達がたくさん来てるたしく、それ以外にもチケット買ってきてくれてる友達がたくさんいるのが見えたと言っていたけど、小沢くんはずっとありがとうと言っておりました。最後の挨拶思いだしただけでも感動的だ。
本当に楽しくて楽しすぎて幸せで夢のような3時間のライブでした。15年越しの片思いが実った、みたいな。小沢くんは確かにちょっと老けたけど、でもちょっとだったと思います、ハイ。もっと行きたいなーもう無理だけど。ちょっとでも興味ある人は絶対行ってほしい。色々難しいと思うけど。
そして終了後は目の前に谷中さんがいて固まりました。友達と勇気を出して声をかけ握手してもらった!幸せだ!!その友達は加藤さんを見つけ握手とサインをしていただいておりました。加藤さんオサレだったぜ!!

*1:今思えば人様のビデオを繰り返し見るとか失礼だよね!劣化するw