- 作者: 石田衣良
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/08/07
- メディア: 単行本
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旬のモノというか、その時その時のニュースに合わせた出来事をマコトが請け負うトラブルと絡めてるんだけど、これももう9作目だしマコトたちっていったいいくつになったんだろう?wwwとかそんなことを思った9作目。久しぶり(だったっけ?)にデンパが出てきた作品もあったし、グロくないし、今回もある程度のラインはクリアしてておもしろかったです。
悪徳商法にのせられた女性たちの話はだまされるなんてバカだなーと思いつつもTV見てたって胡散臭い広告にのせられた人たちの話よくやってるしね、バカにはできないですよね、このテの話題。ホームレス問題にしろ、出会い系の問題にしろ、結局裏の世界の人たちが関わってて、それ抜きでは語れないものなのかな。今作最大の見せ場はマコトのかあちゃんですよね。義理と人情の世界、じゃないけど、こうやって他人のために涙流せて世話やける人ってどんどん少なくなってきてるからかな、こういった人との出会いとか大事だったりするなーと改めて思いました。かあちゃんはいつまでたっても森下さんのまま読んでしまう。ぴったりだ。