18歳。香織と早苗の対決。香織とレナも戦う。早苗が香織を成長させたし逆もあるんだろうけど香織の成長がものすごく感じられた。美緒もだし、本当に彼女たちは剣道と友達や先輩や後輩や、そういったすべてを吸収し着実に成長したなーと思えたシリーズ3作品でした。正直前の2冊の方がテンポよく進んでおもしろかったなーと思う気持ちもあるけど、周りの人たちを描いたスピンオフというかそういったアナザース
トーリーが間に挟まれていて、メイン2人以外の話もよかったです。特に緑子の話はビックリというか、緑子嫌いだったから正直あーそうだったんだねーとは思いました。美緒の話はその後の香織と早苗の話に続くので特によかったかな。2人の試合に関してはあれはあれでよかったのかな。ガッツリ決着つけられたらそこで終わっちゃうというか。ああなったからこそ逆に2人は続いていくのかなあ。早苗も成長したとは思うけど、香織の変わりっぷりはシックスティーンの頃には考えられなかった。面白かったです。誉田さんの作品だとやっぱりグロい警察モノよりこういった作品の方が好きだな。
