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レインツリーの国 (新潮文庫)

レインツリーの国 (新潮文庫)

有川さんらしい青春菌満載のラブストーリーだなあ。ひとみさんが聞こえづらい人というのは動作の端々からわかったけど、ホンット彼女は面倒くさいです。わかってよ!という甘えだけじゃなく、元来こういう頑固で意固地なところがあるんだろうなーとわかるというか。まあ伸側もひとみが言うほど大人でデキた人ではないというか、こういうなやオマエだけやないねんぞ!というのが会話の端々からわかるんだよなー。彼も彼で案外面倒な人です。でもメールの文面が結構本文として出てくるんだけど、たしかに顔の見えないネットの向こう側の人とわかりあえるってわかるんだよねー誰か特定できない人だけどさらけだせちゃうっていうのはあると思う。有川さんの素晴らしいところはラブストーリー読めない自分が読める、しかも楽しめるところ。