内海刑事がちょっとひっかかるというかなんとも喉につまった小骨感があるんだけど草薙が今回すごくいい。長編は毎回メインの誰かが犯人に関して気持ちが残るというかそういった設定になってしまうのかなあ。だとすると毎回誰かがつらい思いをする事になるけど。全てを読み終えたところでタイトルの意味がわかるんだけど、こういったものが完全犯罪となりうるのか。全ては最初から始まっていた殺人。ただオチの部分以降が割りとあっさり感が残ってしまうのが残念でした。内海刑事が聞いてる音楽が福山、とかそういった小ネタがあるのもおもしろかった。
