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読了011

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

まほろ駅前多田便利軒 (文春文庫)

直木賞作品。便利屋の多田とそこに転がり込んでいついてしまった同級生の行天。行天がやってきてから多田が受ける依頼がどんどん変な方向に進んでちょっとした事件に巻き込まれてしまうんだけどこの2人がすごく不思議なコンビで合わないようでなんだか妙にしっくりくるというか、ホントにいいなあ、すごく好きです。いくつも2人で事件(?)を解決(?)していくんだけど、どの話も好きだけど、最後はホロリと泣けた。しをんさんの作品はドロドロとした人間のきれいではない部分が描かれている作品もあるしそれはそれで嫌いではないけれど、こういった話の方が好きだなあ。